エアコンの熱交換器の役割
エアコンがなぜ冷たい空気と暖かい空気を出すことができるのかというと、カバーを取り外すと見える複数枚のアルミ板で構成されている熱交換器が関係しています。エアコンの内部には冷媒ガスという気体が入っているのですが、これが取り込んだ空気を冷却もしくは暖めることで、室内の空調を行ってくれます。
この冷媒ガス自体は、そのままでは冷たくもなければ暖かくもないです。温度自体がない冷媒ガスを、冷却と暖房に使えるようにするのが熱交換器の役割です。冷房機能を使う場合において、室内機が室内の熱い空気を取り込みます。その熱い空気を冷媒ガスに触れさせることで、空気の中にある熱エネルギーを吸収します。熱エネルギーを吸収された空気は、その後エアコン内部の過冷却水によって冷やされて室内に送られます。そして空気の中にあった熱エネルギーは、熱交換器を通ることで室外機に送られて外に出るという仕組みです。
逆に暖房は、室内機で取り込んだ冷たい空気を冷媒ガスに触れさせることで冷気を取り除きます。そして冷気を取り除かれた空気は、室内機の中にあるヒーターを使って温められて室内に送られます。そして空気の中にあった冷気は、熱交換器によって室外機に送られて外に排出されるという流れによって室内を温めるわけです。
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エアコンの熱交換器がホコリまみれだとエアコンが機能しない!?
エアコンの熱交換器は、エアコンのカバーを開けたところにあるアルミでできた部品です。室内の空気を取り入れて適切な温度まで暖めたり冷やしたりする働きをしています。そのため、熱交換器がホコリまみれになっていると、空気の温度を調整する機能がうまく働かなくなってしまい、エアコンが機能しない原因になります。これがいわゆる「暖房が効かない」「冷房が効かない」という状態です。定期的に熱交換器を掃除することで、エアコンの性能を十分に発揮できるようにすることが大切です。
熱交換器のクリーニングは、十分に注意が必要です。まず注意すべきは、アルミ部分が変形しやすいことです。強い力を加えると変形してしまい、故障の原因になります。次に薄いアルミが何枚も重なっているため内部まで掃除が難しいことです。奥まで入ったホコリは、簡単には取り除けません。さらに熱交換器以外の部品に水や洗剤が付着すると火事の恐れもあります。よって、熱交換器の掃除を含めたエアコンのクリーニングは、専門の業者にお任せするのが良いでしょう。
エアコンクリーニング実務歴14年職人 たける君
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