エアコンクリーニングの新常識

エアコンの自動内部洗浄機能について

古いエアコンには付いていないことが多いですが、最近のエアコンには自動で内部を掃除してくれる「自動内部洗浄機能」が付いているエアコンが増えています。大変便利な機能で、ボタン一つでエアコンのフィルター掃除や内部クリーン運転をしてくれます。洗浄時間はいずれも5分から10分程度です。エアコンの内部はほこりが溜まりやすく、放置するとカビが発生する原因にもなります。ほかにもハエやゴキブリなどの虫が侵入するケースがありますが、それはエアコン内部を不潔にしているために、そのような場所を好む害虫が寄ってくるのです。カビや害虫の侵入はエアコンの寿命を縮めることにもつながります。家庭用エアコンの寿命は約10年と言われていますが、掃除を怠ると故障が増えたり寿命が縮まることになります。エアコンに内部洗浄機能が付いているのであれば、頻繁に掃除を行うようにしましょう。

最新の自動内部洗浄機能は防カビ効果が高い!

エアコンの自動内部洗浄機能とは、冷房や除湿(ドライ)運転をおこなって停止した後に、送風や暖房の機能を使い、エアコン内部についた結露を自動で乾燥させる仕組みです。冷房やドライ運転をすると外気温との差でどうしてもエアコン内部に結露が生じてしまいます。この結露にホコリがつくことで汚れやカビを発生させてしまうのですが、運転直後に結露を乾燥させてしまえば、汚れやカビの付着を防ぐことができます。洗浄機能の無いエアコンでも、冷房やドライ運転の後に手動で送風を1時間~2時間ほど行うと結露の発生を抑えることはできるのですが、手間がかかる上、乾燥後の運転停止を確認するのも面倒です。一方、自動内部洗浄機能の付いた機種であれば、冷房や除湿の後にわざわざ送風に切り替えなくても自動で乾燥を行ってくれます。エアコン内部のカビを防ぐ自動内部洗浄機能付きのエアコンは防カビ効果が高いと言えます。